ダイエットを始められる方に「どこを引き締めたいですか?」という質問をすると、
必ずと言っていいほど挙げられるのが「太もも」と「二の腕」です。
この2つはいずれも痩せにくい場所としても知られていますが、
それぞれの特徴を知ることで対策が可能です。
太ももが太くなる原因は、「むくみ・セルライトの蓄積・筋肉太り」の3つに分けられます。
むくみは、血の巡りが悪くなり、リンパ液や老廃物などが下半身に溜まってくることで起こります。
特に女性は男性に比べて筋肉の量が少ないので、リンパなどの流れが悪くなり、
むくみやすい状態にあります。同じ姿勢をしていることが多い人や常に太ももが冷たいという人は、
むくみが原因と考えられます。
次にセルライトですが、脂肪細胞に老廃物が絡み合って燃焼しにくくなった状態のことを言います。
普通の脂肪は運動で燃焼できても、セルライトになってしまった脂肪はなかなか燃焼できません。
太ももの表面がオレンジの皮のようにくぼんで見える人は、セルライトが原因と考えられます。
最後に筋肉太りですが、これは筋肉が太くなる事ではありません。
運動をしていた人が、運動を辞めることで筋肉を使わなくなり、
筋肉が脂肪に変わってしまうことを言います。何年もスポーツをしていて、
現在はやっていないという人は、注意が必要です。
次は二の腕について整理していきましょう。
二の腕のたるみの正体は、多くの場合、上腕三頭筋という筋肉の衰えによるものです。
腕は普段の生活の中でよく使うので筋肉の衰えと言われてもピンとこないと思いますが、
物を持つなど普段の動作で使われるのは圧倒的に上腕二頭筋(力こぶの筋肉)です。
上腕三頭筋(物を押したりする時に使う筋肉)は、なかなか使われません。
使われない筋肉は当然衰えます。そして筋肉が落ちた分、そこには脂肪がつくという悪循環になります。
太ももが太くなったり、二の腕がたるむ原因の多くは、筋肉を使わないことによる衰えや、
それによる決行不良が原因です。太ももや二の腕を引き締め細くする為には、
筋肉を落とさないことが重要なのです。
このように、体の構造を考えると、筋肉は“動かすこと前提”でつくられていますので、
運動不足は様々な弊害をもたらします。ですから、運動をして筋肉を落とさない努力をすることは、
最高のアンチエイジングといえるかもしれません。運動をしている人が若々しくみえるのは、
このようなことが影響しているのかもしれませんね^^
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パーソナルトレーナー 加藤憲子