単に、食物繊維と言ってもその種類は一つではありません。
実は、食物繊維は2種類に分類されます。
その2種類を、『不溶性食物繊維』 『水溶性食物繊維』 と言います。
今回は、『不溶性食物繊維』についてご説明致します。
不溶性食物繊維は、名前の通り “水に溶けない食物繊維” です。
摂ることによって、胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみます。
膨らむと腸が刺激され、蠕動運動(ぜんどう)を活発になり、便通が促進されるのです。
食材では主に、野菜類全般、穀類、豆類などに多く含まれます。
大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌(善玉菌)などが増えて腸内環境がよくなり、
整腸効果が高まります。
しかし、不溶性食物繊維には分解できないものが多く含まれるため、腸内でガスが
発生することがあります。そのため、不溶性食物繊維を多く摂りすぎると、
便秘の解消どころか腸内で大量のガスが発生し、お腹が張って辛いという
状況になってしまいますので、分量は程々にしましょう。
次回は、もう一つの種類『水溶性食物繊維』についてご説明します!
トレーナー 大坪