今回は、『水分補給』 について解説していきます。
私たちの体の約60%は水分でできており、たった4%の水分を失っただけで
いわゆる脱水状態になってしまいます。
通常、口からとり込んだ水分は小腸や大腸で吸収された後、
血液や体液となって全身で使われます。他にも、尿や汗、呼気となって排出されるため
水分は体内に留まることができませんので、こまめに摂ることが必要となります。
しかし、必要以上に大量の水分をとり込むと血液中の塩分などの
ナトリウム濃度が下がり、水中毒といわれる低ナトリウム血症になる恐れがあるので
摂りすぎにも注意が必要です。
次に、水分補給に適した飲み物についてですが、職場や家にいる時などは
水が一番良いでしょう。
運動時は短い時間であれば水でも問題ありませんが、マラソンなどの長時間、
動き続けるスポーツでは大量に汗をかくのでスポーツドリンクなどが最適です。
また、ダイエット時は白湯が適しています。内臓が温まることで代謝が上がり
脂肪が燃焼されやすくなるのでお勧めです。
ちなみに、お茶やコーヒーにはカフェインが含まれるため利尿作用がありますし、
ジュースなどは糖質の過剰摂取になるので継続的に飲み続けるには向いていません。
のどが渇いた頃には、すでに体内の水分減少が深刻になっている場合が多いので、
のどの渇きを実感する前に水分補給をするよう心掛けましょう!
トレーナー 横井