普段からの良い姿勢は、快適に生活をおくる上で欠かせない要素の一つです。
姿勢が悪いと様々な、障害の原因をつくることになります。
実際に、頭痛がひどい・肩がこる・腰が痛い・膝が痛いなどの症状は、
姿勢が原因で起こっている事も多々あります。
そうならない為に、今回は「姿勢」について解説していきたいと思います。
正しい姿勢とは、「体への負担が少なく、疲れにくい」ということが重要です。
良い姿勢の目安としては、立ち姿を横から見て、耳、肩、骨盤(大転子)、
くるぶしのそれぞれが一直線になっていることです。
逆に悪い姿勢の例としては、背中全体が丸まっていて、顔が前に出ているような姿勢です。
頭が胴体より前にある為、頭を支えようと首や背中の筋肉に常に力が入り続けてしまうのです。
この状態が続くと当然、首・背中・腰に大きな負担が掛かって障害を引き起こします。
ちなみに、頭の重さは体重の約10%と言われています。なんと、約6キロ前後もあるのです。
これは、ボーリングの球に相当します。悪い姿勢が続くと、
ボーリングの球に相当する頭が背骨に対して常に負荷をかけ続けるのです。
これでは、肩こりや首の痛みなどを引き起こしても無理はありません。
頭の位置というのは、「脊柱の真上」にあることが体に最も負担が少ない、
正しい姿勢となるのです。注意点としては、アゴを引きすぎないことです。
アゴを引きすぎると、前に頭が前に垂れ下がる状態になるので、
少し上をみるくらいが丁度いいです。
良い姿勢とは、いかに筋肉がリラックスするポジションをとれるかということです。
コツとしては、筋肉を使うのではなく骨を巧みに使うことです。
多くの方が筋肉を過剰使用しているので常に緊張し、ストレスがかかった状態になっているのです。
悪い姿勢のままでは、体の至る所に痛みが出る可能性は増えます。
ただ、良い姿勢が体に負担が掛りにくいと理解できても、
その姿勢が本当に楽に感じる人は少ないと思います。
これは、長年続けてきた姿勢の「記憶」が体に染みついているからです。
ですから、良い姿勢をしてもらっても最初は違和感を覚えるものです。
毎日、少しずつで構わないので、意識を続けることが大切です。
やがてその良い姿勢が体に定着し、身についてくることでしょう。
やはり、継続が大事なのですね。