【2020年決定版】パーソナルトレーナーを目指す全ての人の為の教科書。 | アームリングパーソナルジムのオフィシャルブログ

今回は、パーソナルトレーナーを目指す全ての人の教科書という事で、これからパーソナルトレーナーになりたい考えている方にとって、パーソナルトレーナーになるには、どんな事を学ぶ必要があるのかを今までの私の経験を交え、お伝えしたいと思います。

専門学校や大学に通う方法、独学で学ぶ方法
パーソナルトレーナーになる為に私がまずした事
人間力の向上が最も大切
過去の経験談
パーソナルトレーナーとしての喜び
生涯の仕事にする覚悟があるか

専門学校や大学に通う方法、独学で学ぶ方法

私の場合、高校卒業後に専門学校（スポーツトレーナー科）へ進みました。専門学生としての２年間は、トレーナーとして必要な座学・実技を必死で学びました。トレーニング、コンディショニング、生理学、解剖学、栄養学、パーソナルトレーナーの資格取得の為に、多くの教科書を読み勉強しました。私のように専門学校へ行く道を選べば、自然と必要な知識を得る為の教科書が用意され、現役のパーソナルトレーナーやスポーツトレーナー、鍼灸師等の先生方の生きた情報をもらえるので、教科書以外の知識を得る事が出来たのも、今思えば非常にありがたい環境であったと思います。一方で私とは違い専門学校や大学などに進学せず、独学でパーソナルトレーナーを目指している方もいらっしゃると思います。そんな方は、まず何から手をつけて良いのか?何を学べば良いのか？が分からずにただ漠然とパーソナルトレーナーになりたいと思っているだけの方も多いのではないでしょうか。私も専門学校を卒業して、すぐにパーソナルトレーナーになったわけではなく、６年間前職（介護士）でデイサービスに勤め、高齢者に運動指導を行っておりました。パーソナルトレーナーになりたいと前職を退職したものの、まず何をしたら良いのか分からずに過ごしていたのを思い出します。介護士として高齢者への運動指導はパーソナルトレーナーと全くの別分野ではなかったにしても、６年間の月日の中で専門学校の時に学んだ知識はほぼ忘れている状況でした。

パーソナルトレーナーになる為に私がまずした事

その為パーソナルトレーナーを目指す時にまず何からしたかというと、専門学校時代の教科書を引っ張り出し座学を行うのと同時に、「未経験でも採用してくれる会社を探す事」でした。入社後の研修制度が充実しているかに重点を置き、就職活動に取り組んでおりました。そして色々調べているうちに当社のホームページを見つけ、現在に至ります。私の場合は、スクール生として入社し、週１回１時間を約３ヶ月程だったかと思います。加藤代表にマンツーマン指導を受ける事が出来た事が今では本当にありがたい事だったと思います。そのスクールでは学校の教科書には載っていない、実際の現場で使う事の出来る本当に必要な事を厳選して教えて頂く事が出来ました。その後研修生として経験を積み、正社員となり、今では自信を持ってお客様の前に立っております。

人間力の向上が最も大切

これまでの経験で言える事は、教科書に載っている事は勿論とても大切な知識です。ただそれは極々当たり前の事で知っていて当然としか言いようがありません。ではパーソナルトレーナーとして何が必要となるかというと「人としての成長」だと思います。人間力を上げる事が最もパーソナルトレーナーに必要な事だと思います。人間力の事はまず教科書には載っていませんね。それに関しては決してパーソナルトレーナーだからと言うわけではなく、すべての職業に共通している事ではないでしょうか？アームリングパーソナルジムに通われている会員様は社会的に地位の高い方が多くいらっしゃいます。社会経験が豊富で経験値が非常に高く、トレーニングの知識も高い方もいます。その皆様を相手に、学校で学んだだけ、書店に並んでいる教科書を熟読したところで通用しないのです。それは当たり前の事で他に社会人として学ぶ事がもっとたくさんあるのではないかと思っています。私がまず入社後に力を入れた事は「電話応対」です。何度も何度も先輩トレーナーとシミュレーションをくり返し、実際に電話応対、自分の電話応対の録音を確認し修正を毎日繰り返しました。その時は「これがパーソナルトレーニングに生きるのか」が正直わかりませんでした。今ではその大切さがよくわかるようになりました。その時加藤代表の言葉で「一流のパーソナルトレーナーは、一流のビジネスマンでなければならない」という言葉が今でも強く印象に残っています。電話応対、コミュニケーション、礼儀や接遇といった基本的な能力が無く、パーソナルトレーナーとして一流になれるかと言われればまず可能性は０％です。その基本的なビジネス要素を突き詰めて訓練するからこそ、本当の社会人として、またパーソナルトレーナーとして実力が身につくのではないかと思うのです。不思議と電話応対に自信が持てるようになってからは、パーソナルトレーナーとしても自信が持てるようになりました。

過去の経験談

過去にこんな経験をしました。研修生（アシスタントトレーナー）の時にダイエットモニターの指導を任されたのですが、全く痩せさせる事が出来ずに失敗に終わった事がありました。私としては食事やトレーニングについて今まで教わった事をそのまま伝えているのに結果が出ない、ところが先輩トレーナーの指導風景を見ていると全く自分と同じ事を伝えているのに効果が出ている、この事実が不思議で仕方ありませんでした。今では分かりますが、答えは簡単です。色んな意味で「甘く見られていた」という事です。社会人経験も不十分、年齢も若い、コミュニケーションも辿々しい。同じ内容を話しても、話す人の人間力の差によって効果に違いが出るのだと初めて感じさせられました。恐らくその時のダイエットモニターの方としては、この人の言っている事を信じていいのだろうか？という不安な気持ちのままでいて信頼関係が築けずにいた為効果が出なかったのではなかったかと思います。パーソナルトレーナーとお客様の立ち位置が同じでなくては良い関係が結べません。パーソナルトレーナーが上でも、お客様が上でもいけないのです。対等な立場になる為に人として成長する事が大切なのです。そうでなくてはトレーニングの効果は出ません。

パーソナルトレーナーとしての喜び

実際にパーソナルトレーニングを受ける方の多くは、３０代〜８０代の方です。その中でも４０〜6０代の方が多くいらっしゃいます。その社会人経験豊富な方に劣らない基礎能力を身につけなければならないので、ある程度の社会経験が必要になります。付け焼き刃での知識ではパーソナルトレーナーとして皆様の前に立つ事は出来ないのです。その為パーソナルトレーナーになるのは時間がかかります。人として成長するのに近道がないからです。パーソナルトレーナーとして初めて歩みだした時は、正直仕事の楽しさよりも苦しさを感じると思います。ただ人として成長し、トレーニング指導で結果を出し優秀な皆様に認められた時は、言葉に言い表せない程パーソナルトレーナーって楽しい仕事だなと思います。

生涯の仕事にする覚悟があるか

最後に一つ、お読み頂いた方に伝えたい事は「パーソナルトレーナーを生涯の仕事にする覚悟があるか」という事です。その気持ちさえあれば後は自分がやるべき事はおのずと分かるのではないでしょうか？人として成長する為には色んな方法があります。例えば色んなジャンルの本を読む、映画を見る、パーソナルトレーニングを実際に受けてお客様の気持ちを知る、セミナーや研修会に参加する等と言った行動を起こしてみましょう。パーソナルトレーナーとしての知識とは別の事でも「人として成長」すれば、いずれパーソナルトレーニングに活きるはずです。しかしパーソナルトレーナーを生涯の仕事にする気持ちがないのであれば、残念ですが諦めた方が良いと思います。パーソナルトレーナーになるのは決して甘くはないと思います。最近世間で知られてきたし、ちょっとやってみようかなという軽い気持ちで出来る仕事ではありません。それなりの覚悟を持って目指して欲しいのです。自画自賛するわけではありませんが、私は就職活動をしていた頃に当社の募集要項を見つけ、応募し書類審査で一度不採用となっています。でもどうしてもパーソナルトレーナーになりたかったので、一度は不採用とはなったものの、もう一度受けたい旨を話し再チャレンジの末、現在当社でパーソナルトレーナーとして活動しております。今でこそ言えますが実はあと２箇所ほど同じように再チャレンジして内定をもらったトレーニングジムもありました。経験者のみの募集というトレーニングジムもありましたが、無理を言って面接を受けさせて頂き内定を頂いた事もありました。（半分ストーカーです、しつこく連絡していました笑）当時の私は十分な知識もなくパーソナルトレーナー未経験ではありましたが、知識を身につけるのは後から自然とついてくると思います。（知識はあればある程良いとは思います）パーソナルトレーナーになる為には、それにふさわしい場所に身を置くのが一番だと思います。そこで簡単に自分の理想のトレーニングジムが見つかるか、また見つけたとしてそこで採用され、パーソナルトレーナーになる為に学ぶ事が出来るのかはわかりません。非常に困難な道ではあると思います。私は非常に恵まれていると思います。当社だけではなく、多くのパーソナルトレーニングジムでは生半可な気持ちでやっているわけではないので、新しく学びたいと思っている人にも我々と同じ気持ちでいて欲しいと思っているはずです。中途半端な気持ちの人は話を聞けばすぐに分かります。私が当時行なった事は正しい事であったかどうかはわかりません。でもどうやら多くの人に対してパーソナルトレーナーになりたいという本気度は伝わったようです。だからこそ今の自分がいるのだと思います。これからパーソナルトレーナーを目指す方にも、私の真似ではなくても強い意志を持って目指して欲しいと思います。私もまだまだ修行の身です。これからの学びに終わりはありません。だからこそパーソナルトレーナーを生涯の仕事にする価値があるのだと思います。